カメラはかなりの高機能に

カメラも高機能化している。2月のグローバルでの発表会と同じくiPhone 6との比較画像を紹介。日本では特にトップシェアのiPhoneと比べることで、より先進性をアピールしようとしたようだ。

カメラのUI(左)。モード設定(右)。「プロ」を選ぶと露出やISO感度、ホワイトバランスなどが設定できる

静止画、動画ともに動作するリアルタイムHDR機能やF値1.9という明るいレンズ、光学式手ブレ補正と電子式手ブレ補正を組み合わせた「スマートOIS」によって、特に暗所撮影やコントラスト差の大きい被写体で、より良好な結果になる点が強調されていた。

また、常に1回のシャッターで4枚の写真を記録し、ピンぼけしていない画像を選んで記録する、という機能を画像処理エンジン自体に組み込んでいるのが面白い。設定で変更できず、常に撮影の背後で動作しているそうで、ベストショットを撮影できる可能性が高まる。

センサー内に組み込まれた位相差AFセンサーによる高速AFや、物体のエッジを認識してAFが追いかける追尾AF、1秒以内にカメラが利用できる高速起動、背面の心拍センサーを使った赤外線によるホワイトバランス設定など、カメラのスペックはかなり高い。

アウトカメラだけでなく、500万画素センサーとF値1.9の明るいレンズ、光学式手ブレ補正を搭載したインカメラでもリアルタイムHDRが動作し、自分撮りもキレイに撮れる。ということで、カメラ機能を重視する人も注目だろう。

iPhone 6(左)との比較。より明るく撮れるという