サムスンが発表したスマートフォン「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」。同社のフラッグシップスマートフォンとして、2月に海外発表されていたものが、国内でも発表された。普段は、キャリアの発表会で同時に発表されていたが、今回はキャリアの夏モデル発表に先んじて発表されており、サムスンの意気込みが表れている。今回、発表会でこのGalaxy S6/S6 edgeに触れたのでファーストインプレッションをお届けする。

Galaxy S6(左)とGalaxy S6 edge。どちらもドコモ版

ゼロから作り直された美しいボディ

Galaxy S6/S6 edgeは、サムスンのGalaxyシリーズの最新モデル。社内では「Galaxyをゼロから見直すゼロプロジェクト」という呼び方をされていたそうで、デザインからマーケティングまで、全体として一新された。例えばロゴが変更され、表記も従来の「GALAXY」から「Galaxy」に変わり、筐体を始めリリース文からもサムスンの表記を省くなど、マーケティング戦略的にも大きな変更が行われている。

Galaxy S6 edge。こちらはau版。S6は前面上部に、S6 edgeは背面に、それぞれキャリアロゴが配置されている

S6 edgeの側面。実際よりも薄く感じる

S6 edgeの本体天面と底部。背面がガラス素材になり、背面パネルを取り外せなくなった。そのため、バッテリ交換ができなくなり、SIMもピンでSIMトレーを取り出すタイプに。microSDカードは非対応になった。

S6の側面

S6の天面と底部

肝心の本体も、まさに「一新」という感じ。GALAXYシリーズは、基本的にポリカーボネート素材の背面カバーに丸みを帯びたデザインが特徴だったが、今回は液晶面、背面ともにガラス素材となった。ひんやりとした硬質の感触は高級感があり、ハイエンドにふさわしい雰囲気がある。スマートフォンとして両面ガラスが珍しいわけではないが、大きな変更点だ。

Galaxy S6 edgeの背面(au版)。光が反射してさまざまな表情を見せる

Galaxy S6/S6 edgeの背面(ドコモ版)