USB 3.0接続でのパフォーマンス計測結果(JBOD)

最後は、JBODでの計測結果だ。JBODは、スパニングとも呼ばれ、複数台のHDDを結合させて1台のHDDとして使うものだ。RAID 0とは異なり、分散して書き込むわけではないので、転送速度は向上しないが、容量の異なるHDDが混在しても、すべての容量を無駄なく利用できる。

「CrystalDiskMark 3.0.3b」の結果は下に示した通りで、WD Red 6TB×2×によるJBODのシーケンシャルリード速度は180.2MB/s、シーケンシャルライト速度は179.0MB/sとなった。データとしてすべて「0」を書き込む0Fillでも計測してみたところ、シーケンシャルリード速度は179.5MB/s、シーケンシャルライト速度は178.7MB/sとなった。

USB 3.0接続・JBODモードのCrystalDiskMark 3.0.3b

ランダムデータ

0Fillデータ

「HD Tune Pro 5.50」の結果は下に示した通りで、リードの最大速度は169.9MB/s、最小速度は78.0MB/s、平均速度は132.8MB/sとなった。JBODでは、2台のHDDを結合させて1台のHDDとして認識させているため、転送速度が容量の中間地点まで下がっていき、そこでもう1台のHDDの外周が利用されるため、最大速度まで向上、再び下がっていくことが分かる。ライトの最大速度は147.3MB/s、最小速度は70.3MB/s、平均速度は122.7MB/sとなった。

USB 3.0接続・JBODモードのリード速度

USB 3.0接続・JBODモードのライト速度

ファイルベンチマークの結果は、シーケンシャルリードが174,815KB/s、シーケンシャルライトが170,093KB/sとなった。

USB 3.0接続・JBODモードのファイルベンチマーク結果

「ATTO Disk Benchmark 2.47」の結果は、転送サイズ8MBのリードが174.686MB/s、ライトが167.772MB/sであった。

USB 3.0接続・JBODモードのATTO Disk Benchmark 2.47