【ハウツー】スマホ選び、私はこう考える - 松村太郎編

写真を撮りやすいかどうか

文字入力と同様、スマートフォンで最もよく利用するのがカメラだ。

スマホのカメラも高画素化が進んでおり、コンパクトデジカメは、フルサイズセンサーの搭載や超望遠モデルなど、ハイエンドな方向へと舵を切っている。スマホのカメラがいいのは撮影した瞬間にSNSやメッセージ、メールで送ることができる点だ。またアプリでの加工も瞬時にでき、写真の楽しみ方をよりスピーディーなものに変えてくれる。

そんな重要な機能であるカメラ、画質、色の好みなどもあるだろう。また明るいレンズを搭載しているかどうか、暗くなったときに感度を上げてもノイズを低減してくれるかどうかなど、チェックすべきポイントはたくさんある。しかしそれ以上に重要なのは、スマホを構えて写真が撮りやすいかどうか、だ。

これはぜひ、縦型、横型、片手(左右)、両手の各パターンで試してみて欲しい。端末によってはシャッターボタンが用意されているが、これの位置や持つ手による押しやすさなどが評価のポイントだ。シャッターボタン・画面タッチも含めて、ぶれにくさもチェックしてみて欲しい。

アウトカメラは総じて高画素・高画質だが、差が出るのはインカメラだ。自分撮り(セルフィ)を行う際の画質の良さは、まだカメラそのもののスペック向上の余地が残されている。高画素のインカメラを備える端末は、Xperiaが220万画素、GALAXY S5とAQUOSが210万画素、TORQUEが200万画素。

また、店頭で実際にインカメラでの撮影をする際、気をつけたいのが明るさだ。自撮りの際に薄暗いお店や夜の自撮りも想定し、少ない光でより明るく写るものを選びたい。