スマートフォンは1年に数回、最新機種が発売される。携帯電話会社によって同じメーカーの同じ世代でも異なる仕様やデザインのデバイスを登場させており、選ぶのが難しくなってきた。また各携帯電話会社で完全に共通の仕様となっているiPhoneについても、2013年にiPhone 5sとiPhone 5cという価格や仕様の違う2つのモデルが登場し、秋の新モデルでは画面サイズが異なるiPhoneの登場も予測されている。
ますますスマートフォン選びが難しくなっていく昨今、筆者なりの選び方について考えていこう。
まず明確な違いがあるのは、iPhone(iOS)かAndroidスマートフォンか。前者は単一のメーカーから選ぶことになるが、後者は様々なメーカーから多様な端末がリリースされてる。ここで一つ、大きな分かれ道となる。
現在のiPhoneにない仕様、例えば4.5インチや5インチ以上という大きな画面サイズ、防水防塵、2000万画素以上のカメラ、おサイフケータイ(NFC)などに興味がある人は、Androidに注目すると良いだろう。裏を返せば、仕様で悩むより「iPhoneを使いたい」という人は、大きな選択の余地なくiPhoneを選ぶことになる。
それ以外の人はAndroidだ。必須のアプリは昨今、iPhoneだけでなくAndroid向けにもリリースされており、現行バージョンのAndroid 4.4はこれまでの問題点を解決した非常に使いやすいOSに仕上がっている。また次期バージョンであるAndroid Lは、これまでにない新しいデザインを採用し、スマートフォンだけでなくAndroid Wearを搭載するウェアラブルデバイスとの連携も楽しみだ。
Android Lではパネルを活用してスペースを作り、シンプルなフラットスタイルデザインを採用 |
ピュアなAndroidを楽しみたい、あるいはSIMフリーのAndroidスマートフォンを選びたい、Androidの最新OSをいち早く取り入れたいという人は、Googleが直接販売するNexus 5を選ぶと良いだろう。5インチフルHD液晶と130gのボディにNFC、ワイヤレス充電などの機能を搭載したベーシックな1台だ。