また、モノだけでなくライフスタイルも同時に提案するというコンセプトに基づき、今後はヴェルト セレンディピティと連動するサービスを順次開始していくという。第一弾となるのはタクシー配車サービスだ。日本交通の協力のもと、ヴェルト セレンディピティのボタンを複数回押すだけでタクシーが呼べる機能になる予定だ。

タクシー配車サービスも同時に展開する

今後は、タクシー配車に続く時間が惜しい人のための「アクションサポート」サービスや、アクティビティトラッカー機能を利用した「フィットネスサポート」サービス、さらに「セキュリティサービス」などを計画しているという。

「日本はアメリカに負けないテクノロジーと、ヨーロッパに負けないクラフトマンシップを持った国。アメリカやヨーロッパにないバリューに挑戦して、メイドインジャパンの製品を世界に広げていきたい」(野々上CEO)

発表会には、開発に携わったtakram design engineeringのメンバーの他、コンセプトに共感したという写真家の桐島ローランド氏らが登壇し、トークセッションを行った

スマホの"次"を狙うウェアラブルデバイスが続々と登場する中、あえて他とは逆方向のコンセプトを打ち出してきたヴェルト セレンディピティ。"スマホ依存症"の大人たちにとっての福音となるか。