特徴的なのは、そのインターフェースだ。シンプルでスタイリッシュな文字盤は、一見するだけではデジタルデバイスには見えないほど。光沢のあるステンレススチールは高級感にあふれており、本革ベルトやサファイアガラス(モデルR)など、パーツにはこだわりぬいた素材が使われている。

光沢感のある素材が使われており、高級感がある

しかし、ヴェルト セレンディピティは紛れもないスマートウォッチだ。iOS端末とBluetoothを介して接続し、メールや着信、SNSのメッセージ、タイマーなどの通知機能や、スケジュールや天気予報、世界時計、コンパスなどの表示機能、活動量計機能なども備えている。これらの機能はあらかじめプリセットで入っているが、将来的には後から追加することも可能になるという。

通知が表示されるのは、文字盤の下部に搭載された小型ディスプレイだ。文字盤の下にはLEDが組み込まれており、通知に連動して文字盤を様々な色で照らしだす。この情報表示を同社は「Vivid Loop」と呼んでいる。

文字盤下部の小型ディスプレイに様々な情報が表示される

ボタンが2つ付いており、様々な機能をショートカットとして割り当てられる

タッチパネルなどはなく、非常にシンプルだ

通知できる情報はメールやSNSのメッセージ、着信、天気予報、直近3件までのスケジュールなど様々

活動量計機能も内蔵する

もっとも、ヴェルト セレンディピティの小型ディスプレイに表示される情報は、あくまでiOSの通知センターレベル。あくまで「通知」のためのデバイスであり、ヴェルト セレンディピティから何かをするというわけではない。また、タッチパネルも非搭載であり、操作はボタンで行う。