メールやSNSのメッセージが届いたら、"そのときだけ"スマホを見る。"メールが来ているかもしれないから"という理由で無駄にスマホを見てしまう時間を減らす――。同社がヴェルト セレンディピティで提案するのは、そうした"情報との付き合い方"なのだという。そうやってスマホにハマる時間を減らすことで、他の何かに"気付き"を得られる可能もあると、野々上CEOは言う。
ヴェルト セレンディピティは、23日より同社ウェブサイトにて先行販売予約を受付する。出荷は12月を予定。プレミアムモデルとなる「モデルR」は「MOON RAY」「RIPPLET」「SILKY ICE」の3タイプで、いずれも148,000円(税別)。中でもフラグシップモデルとなるのは、"さざ波"をイメージしたデザインが文字盤に施された「RIPPLET」だ。
また、「GENTLE LILY(白)」「DEEP SEED(黒)」「CRISP MINT(緑)」「RICH VIOLRET(紫)」「FRESH SCARLET(赤)」の5色のカラーリングで展開する「モデルC」は78,000円(税別)となる。OSはiOSのみに対応し、Androidへの対応は未定。将来的には対応したいと野々上CEOは言う。
製品のターゲット層は、30代~40代の男女。ガジェットであることや、やや大ぶりであることから、特に男性をメインターゲット層に据えている。そうした大人がヴェルト セレンディピティを身につけることで、さらに若い層にも「粋な大人」のあり方を広めていくのが狙いだ。
当面の間は売上目標などを設けず、まずはシェアの拡大を目指す。販路としては百貨店や時計専門店、セレクトショップなどを考えており、「ガジェットという扱いにしたくない」との思いから家電量販店での取り扱いは予定していない。