2014年度には、新料金プランの導入によりモバイル事業を新たに成長させる。パケット増収に向けスマートフォンの販売を促進し、競合他社との差別化をすべく新領域におけるサービスの拡充を図る。
今夏には、LTE網で音声通話を実現する「VoLTE」をスタートさせる考え。2014年夏モデルスマートフォンに対応させる。さらにはLTE-Advancedを導入し、受信時最大225MbpsのLTEサービスを提供していく。
2014年度のオペレーション指標について、加藤社長は「iPhoneも含めて、魅力的な端末を数多く用意することで純増数を増やす。新料金プランの積極的な訴求、それを支えるネットワークの強さによって、370万契約(前年度比プラス213万契約)を目指したい。チャレンジングな目標ですが、最大限の努力をしたい」と説明した。
ただ2014年度の業績予想では、営業利益において対前年度比でマイナス692億円となる見通しだ。月々サポートによる影響で1300億円の減収、音声収入も新料金プランの導入で一時的に減少するとして800億円の減収を見込んでいる。パケット収入の増収で1353億円がまかなえるが、「差し引きで約700億円のマイナス要因が残る」と説明した。