販売数全体の6割以上がスマートフォンになった。スマートフォン利用率は前年同期比で30%増。LTE比率は約8割となっている。LTEの契約数はほぼ倍増(前年度末比90%増)しており、2,200万規模にまで成長した。

販売数全体の6割以上がスマートフォンになった。LTE契約数はほぼ倍増の2,200万規模に成長

音声ARPUがマイナス180円、パケットARPUがプラス130円、スマートARPUがプラス70円。月々サポートの影響を除くと、スマートフォン利用者の拡大によりARPUは上昇傾向となっている。dマーケットやドコモサービスパックなども、契約数が拡大傾向にある。新領域収入については、1,000億円規模の成長を達成した。

ARPUは上昇。新領域収入については1,000億円規模の成長を達成した

LTEネットワークについては、基地局倍増の効果が顕在化している。2012年度末に24,400局だった基地局は、2013年度末には55,300局となった。2013年度の決算を受けて、加藤社長は「パケット収入の更なる拡大、キャッシュバックに偏った顧客獲得からの脱却、月々サポートのコントロール」を課題に挙げた。

2013年度決算まとめと課題

加藤社長は「2013年度の営業利益目標が未達に終わること、海外事業に関する状況(後述参照)を重く受け止めている。経営責任を明確にしたい。取締役および執行役員全員の賞与を減額する。特に代表取締役、取締役、相談役の4人については大幅に減額する」と厳しい表情で話した。