動作はサクサク!
続いて、HP Slate7 Extremeのベンチマーク結果を紹介しよう。テストに利用したのは「Quadrant Standard Edition」と「AnTuTu Benchmark」、「3DMark」の3種類だ。
■ Quadrant Standard Edition | |
---|---|
Total | 16257 |
CPU | 61251 |
Mem | 7467 |
I/O | 9086 |
2D | 1000 |
3D | 2479 |
■ AnTuTu Benchmark | ||
---|---|---|
UX | Multitask | 6966 |
Runtime | 2532 | |
CPU | integer | 3320 |
float-point | 3854 | |
RAM | Operation | 1544 |
Speed | 1995 | |
GPU | 2D graphics | 1637 |
3D graphics | 9897 | |
IO | Storage I/O | 1707 |
Database I/O | 680 |
■ 3DMark Ice Storm Unlimited | |
---|---|
Score | 16421 |
Graphics score | 16923 |
Physics score | 14878 |
Graphics test 1 | 94.6 |
Graphics test 2 | 60.2 |
Physics test | 47.2 |
ベンチマーク結果を見ると、CPUとGPUの性能が高いことが分かる。HP Slate7 Extremeが採用しているNVIDIA Tegra 4は、クアッドコアで最大動作周波数が1.8GHzと高性能だ。GPUは72コアで3D処理能力に優れる。これだけの性能であれば、比較的重めの3Dゲームでもサクサク動くだろう。
最後にバッテリ駆動時間のテスト結果について紹介しよう。ディスプレイの明るさを最大、ボリュームは小さめの「3」、プロセッサの動作モードを「バランス」に設定した上で、YouTubeの1080p動画を連続再生したところ、6時間53分でバッテリ切れとなった。カタログ上の駆動時間は8時間とされているが、比較的負荷の高いテストでおよそ7時間という結果なら十分だろう。
ちなみにベンチマーク中、背面のロゴのあたりはほんのりと温かくなったが気になるレベルではなかった。発熱についても問題なさそうだ。
コストパフォーマンスの高さが魅力!
さまざまな面からHP Slate7 Extremeの性能や使い勝手を検証してみたが、全体的にキビキビと動作するためストレスを感じる場面はなかった。動画や最新ゲームも快適に楽しめるデバイスと言えるだろう。ストレージ容量が少ない気もするが、メモリカードを利用すればカバーできる。個人的に残念に思ったのは、画面の解像度が1,280×800ドットであるため、ゲームや動画を高解像度で表示できない点だ。
だがこれだけのスペックで直販価格が24,800円なら、コストパフォーマンスは抜群。サクサク動く最新タブレットを探している人におすすめしたい1台だ。
■試用機の主な仕様 | |
---|---|
製品名 | HP Slate7 Extreme 4405RA(F4L83PA#ABJ) |
OS | Android 4.2 |
プロセッサ | NVIDIA Tegra 4(1.8GHz) |
メモリ | DDR3L 1GB |
ストレージ | eMMC 16GB |
ディスプレイ | 7型ワイド(1,280×800ドット、IPS) |
通信機能 | IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 3.0 |
インタフェース | microUSB、microHDMI、ヘッドホン端子、 メモリカードスロット(microSD/SDHC/SDXC対応) |
センサー | GPS、加速度センサー、デジタルコンパス、 周辺光センサー、ジャイロスコープ |
カメラ | フロント:VGA、リア:約500万画素 |
本体サイズ/重量 | W200×D120×H9.4mm/約350g |
バッテリ駆動時間 | 約8時間 |
店頭予想価格 | 24,800円前後 |