ENVY17 LMSEの評価は、Leap Motionの存在をどう考えるかによる。Leap Motionを使うにはアプリを導入する必要がある、という手間はあるものの、"ハンドパワー"で操れる楽しさは格別。
普通のノートPCに単品売りのLeap Motionを付ければいいじゃないかと思うかもしれないが、統合されているぶん見た目もスッキリする(センサーの場所はパームレスト右側で固定されてしまうが)。ちょっと変わったゲーム機感覚で遊びたい人には文句なくオススメだ。
ただ肝心のノートPCとしての性能が、ストレージがHDDのみ(CTO選択肢を含めて)という点で若干スポイルされている点が気になる。とはいえ、Leap Motionやタッチ操作を媒介にして家族みんなで使うPCとして考えれば、画面も大型で見やすく、CPUやGPUもパワーを持っていて使いやすい。ガチガチのビジネスマシンとしてより、ファミリー向けの高付加価値ノートPCとしてオススメしたい。
■試用機の主な仕様 | |
---|---|
製品名 | HP ENVY17 Leap Motion SE(Special Edition) |
ディスプレイ | 17.3型フルHD(1,920×1,080ドット、光沢、10点マルチタッチ) |
OS | Windows 8.1 64bit版 |
CPU | Intel Core i7-4702MQ(2.2GHz) |
チップセット | Mobile Intel HM87 Express |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GT 750M 4GB |
メモリ | PC3L-12800 4GB(4GB×1、最大16GB) |
ストレージ | 500GB SATA HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
サウンド機能 | Beats Audioクアッドスピーカー、サブウーファー |
Webカメラ | HP TrueVision HD Webcam (約92万画素) |
通信機能 | Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac(Draft)対応無線LAN、Bluetooth 4.0 |
主なインタフェース | SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット、HDMI出力、USB 3.0×4(うち1基は電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドホン出力/マイク入力コンボポート、指紋認証 |
バッテリ駆動時間 | 約5時間30分 |
本体サイズ/重量 | W416×D274×H29.4~36.4mm/約3.25kg |
直販価格 | 上記構成で129,990円(2014年1月11日時点) |