さて、このアプリは実用アプリではなく、エンターテインメントアプリだ。アプリ内にはタイピングで遊べるミニゲームがいくつか収録されている。今回は「Falling letters」というゲームで遊んでみることにした。
ゲームをスタートすると、画面の上からアルファベットが落ちてくる。画面下まで落ちきる前にキーをタップして消していくという、いわゆるタイピングゲームだ。いくつも消すとレベルが上がり、同時に落ちてくるキーの数が増えたりスピードアップしたりする。
タイピングには自信がある……と思ったが、なかなかどうして、これが難しい。
まずカメラの認識の関係か、キーボードが斜め見下ろしのような視点で描かれているため、上のキーほど幅が狭くなっており、普段の感覚で打つとミスタッチになってしまうのだ。さらに打鍵感もないので、今自分がどのキーを打っているのかいまいちわからないし、そもそもキーボード自体がA4用紙に印刷されたものなので小さすぎるのである。また、ゲームの方でも、落ちてくるアルファベットが英文であるため、文章として認識できないのが辛い。結果的にブラインドタッチとはいかず、指2本くらいでポチポチ打っていくことになるのだ。
ただし、タイピングに対する認識精度はかなりいい感じだ。きちんと反応するので、なんだか本当にタイピングをしているような気になってくる。でも打鍵感はない。何とも不思議な気分だ。
結局、初回プレイでの得点は2289ポイントとなった。高いのか低いのかよくわからないが、机を叩くとiPhoneが反応するというこれまでにない感覚を味わえたので満足である。
……と、これで終わってもよかったのだが、ちょうどここで担当編集から連絡が入った。