「Paper Keyboard」(ペーパーキーボード)というiPhoneアプリが話題になっているらしい。聞くところによると、紙に印刷したキーボードのキータイピングにiPhoneが反応するのだという。

……そんな馬鹿な!

ちょっと前にApp Storeでは赤外線により服が透けて見えるという触れ込みのカメラアプリ(実際はジョークアプリ)がランキング入りし、レビュー欄が「ぜんぜん透けないじゃないですか!」という怨嗟の声で大荒れとなっていたが、これもその類のジョークアプリなんじゃないの?

てな感じで最初から思い切り半信半疑だったわけだが、アプリのことを教えてくれた担当編集によると実際にちゃんと動作するらしいのだ。いったいどういうことなのか、試してみた。

紙を印刷してiPhoneを変な位置に立てる

まずはアプリをダウンロードし、続いて公式サイトからPDFファイルのキーボード画像をダウンロードする。それをプリンターでA4サイズの紙に印刷すれば準備完了だ。

紙にキーボードを印刷する

印刷した"ペーパーキーボード"を机の上に置いたら、指定された位置にiPhoneを立てておく。このとき「Front Camera」と書かれた部分とiPhoneのインカメラが一直線上にくるよう調整する。

指定の位置にiPhoneを立てて置こう

変な位置に立てるなぁと思ったら、なんとこのインカメラで紙に印刷されたキーボードを認識し、指がどこを叩いたかを判断しているというのだ。す、すごい。ジョークアプリとか疑ってすみません。理屈はよくわからないけど驚きの発想だ。