2画面がどんな場面で使えるのかはだいたいわかってもらえたと思うが、では「MEDIAS W N-05E」は必ず2画面をつなげて使わなければいけないのかというと、そんなことはない。実は「1画面×2」という表示形式にも対応しており、こちらもなかなかに便利なのだ。

たとえば上記の画面はカレンダーを左画面に、ウェブページを右画面に表示させている。このように、それぞれの画面を独立した1つの画面として使うことで、「何かを見ながら何かをする」という作業が飛躍的にやりやすくなるのである。

たとえば筆者の場合だと、原稿を書くのに辞書を表示しておくとか、参考資料としてウェブサイトを表示しておくといった具合だ。

ウェブページを右画面にフリックでブックマークすることも可能

左ページの単語を選択して……

すぐに右画面で検索することもできる

他にも左画面にギャラリーのサムネイル一覧を表示しておいてタップして右画面に画像を表示したり、メールの件名一覧を左画面に表示したまま中身を右画面で開いたり、ウェブページを左に表示しておいてリンク先を右で開いたりなんてこともできる。ギャラリーから写真を右画面にドラッグ&ドロップすればすぐにSNSにシェアできる機能なんかもあって、左右のスペースを実にうまく配分しているという印象だ。「メモ」「ブラウザ」「ギャラリー」はいつでも他のアプリと同時に使うことができ、この機能を公式には「Utility Apps」と呼ぶ。

2画面を駆使してできることは他にもたくさんあって、「MEDIAS W N-05E」が自分のライフスタイルに合うかどうかというのは結局のところ、この「Utility Apps」をどれだけ使いこなせるかにかかっていると感じた。もちろん2画面を合わせて1画面として使うのも便利なのだけど、大きな画面のスマートフォンは他にもないわけではないので、「MEDIAS W N-05E」ならではの機能というと、やはり「Utility Apps」になるのだ。

途中まで折りたためば、机の上に置いて動画を鑑賞するときなどに便利

2画面に同じ動画を流すこともできるので、こんな風にすれば向かい合った2人で一緒に鑑賞できる