ではさっそく広げてみよう。折りたたんだ「MEDIAS W N-05E」を手に持ち、両手の親指でグッと押し広げていく。するとまるで蝶が羽根を広げるかのようにディスプレイが開いていき、あるところまでくるとカチッと勢いよく開ききって両の画面が水平に並ぶのだ。これで変形完了である。

2つ画面が並ぶ

2画面が横に並んだ格好は何だかちょっと不思議な感覚だ。この段階だと同じスマートフォンをぴったり横に並べただけと言われても納得しそうである。

画面がつながっているのがわかる

「MEDIAS W N-05E」を開くと2つの画面は連動するようになる。画面そのものは中央にあるベゼル(枠)で仕切られているため、見た目は完全につながった状態とはいえないのだが、たとえば地図を開いて指でなぞると、2つの画面は同時に動いてスライドする。つまり、2画面ではなく「大きな1画面」として機能するようになるのだ。一方で、それぞれ独立した「1画面×2」として使うこともできる。これについては後述する。

ちなみに「MEDIAS W N-05E」は折りたたんだ状態でも使うことができる。折りたたむと自動的に裏のディスプレイは消灯し、ごく普通のAndroidスマートフォンへと変形する。特に2画面が必要ないときは、折りたたんだまま使うといいだろう。収納もしやすいし。

画面だと圧倒的に周辺まで見やすい

画面と比べると差は歴然