また、滅多なことでは数字を口にしないという孫氏が、自ら2013年度国内営業利益1兆円以上(国際会計基準)になるとの見通しを語った。純増シェア、基地局数、CM好感度、営業利益、すべてにおいてNTTドコモを超え、真に国内No.1へと「有言実行」を果たす勢いだ。「我々において、日本国内でのNo.1は通過点に過ぎない。目指すはあくまでもモバイルインターネットの世界においてNo.1にならねばならない」と孫氏は締めくくった。

ボーダフォン買収時から秘めた想い

それがいよいよ、現実のものとなる見通しが立ったと孫氏

滅多なことでは具体的数字を述べない孫氏がこれだけ謳うのは珍しいこと

ついに、国内通信事業者No.1の座へ

あらゆる面で負けていた7年前から、あらゆる面で勝つ今へ

日本国内No.1は通過点に過ぎず、目指すは世界No.1のモバイルインターネット事業者へ

ここまでの躍進をみると、「つながりやすさNo.1」という有言実行、そしてボーダフォン買収時には考えられなかった「NTTドコモを超える」という想いを実現させようとしているその姿は、単に偶然などではなく、言わば“孫マインド”が定着し企業マインドが育まれた結果なのかもしれない。

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