昨年4月以降、新体制となったYahoo! Japanがオープンな姿勢で様々なパートナー企業と提携してきたのは、そうした背景があったからであり、今回NAVERまとめとYahoo!検索が連携することになったのも、ユーザーに届ける情報の質を高める狙いがあるのだという。
「世界一すぐれた日本のインターネット大陸地図を作りたい。そのために、システム(ロボット検索)と人の手(NAVERまとめ)を組み合わせてハイブリッドにやっていく」(宮坂社長)
ではYahoo!検索とNAVERまとめが具体的にどのような形で提携するのか。
NHN Japan執行役員の島村氏によると、まずNAVERまとめ側がYahoo! Japanに"NAVERまとめのデータ"をすべて提供し、Yahoo! Japanは提供されたデータをもとに「NAVERまとめ」専用に最適化された検索エンジンを開発する。これを「NAVERまとめ」サービス内検索と、Yahoo!検索にも適用していくというわけだ。
この検索エンジンはNAVERまとめのサイト内を検索するためのものなので、Yahoo!検索そのものが置き換わるわけではない。Yahoo!検索ではこれまで通りウェブすべてを対象にしたロボット検索を行うが、それと同時に新開発のNAVERまとめ内検索の結果を表示するということである。