ヤフーとNHN Japanは28日、共同記者会見を開催し、検索領域での業務提携に基本合意したことを発表した。Yahoo! JAPANが運営する検索サービス「Yahoo!検索」と、NHN Japanが運営するキュレーションサービス「NAVERまとめ」において連携した取り組みを行う予定としている。
両者が連携するに至った理由やネット環境を取り巻く背景、さらにこの提携が今後どんな影響を及ぼしていくのか、会見の模様をレポートしつつ考えてみたい。
NAVERまとめのコンセプト
「NAVERまとめ」は、「探し合う検索」をコンセプトに、一般のユーザーが画像や動画、テキスト、リンクなどを自由に組み合わせて一つのページを作成することができるキュレーション・プラットフォームだ。
まとめた記事のPVに応じてユーザーにインセンティブが支払われる仕組みも手伝って、2009年7月にNAVER検索のサービスの一環としてリリースされて以来、着実にユーザー数を伸ばしており、現在は月間12億2,800万ページビュー、訪問者数4,100万人を達成している。森川社長によると、この数字はTwitterやFacebookをも上回るものだという。