このように正しくバックアップファイルの作成を確認したら、次はスケジュールバックアップ設定を行う。本来なら最初から本設定を行った方が簡単だが、増分バックアップを行うためにには一度バックアップファイルを作成しなければならない。そもそも増分バックアップとは、前回のタスクで作成したバックアップデータとの変更部分だけをバックアップ対象として追加する手法。
増分バックアップの欠点として、途中の増分バックアップデータを紛失すると、復元できなくなってしまうが、日々の自動バックアップ環境を構築する場合、こちらを選択した方が効率的だ。「HD革命/BackUp Ver.12」のスケジュールバックアップ設定もウィザードで進むため、画面の指示に従って進めれば設定は完了。これでバックアップデータがローカルストレージ(SkyDriveフォルダー)とオンラインストレージ(ネット上のSkyDrive)に作成され、データの冗長化が実現した(図34~40)。