「HD革命/BackUp Ver.12」でオンラインバックアップ:フォルダー編

それでは「HD革命/BackUp Ver.12」を使ってバックアップを行おう。同ソフトには複数のバックアップ形式が用意されているが、ここで使用するのはファイルやフォルダーのバックアップを対象とした「ファイルやフォルダーのバックアップ」。同機能は文字どおりファイルやフォルダーを指定してバックアップするものだが、ここではドキュメントフォルダーだけを対象にバックアップファイルを作成する。

そのバックアップファイルをSkyDriveフォルダー(通常は「%USERPROFILE%\SkyDrive」フォルダー)に保存し、SkyDrive for Windowsによる自動同期機能でオンラインストレージ上にアップロードするというものだ。一連の流れを図解すると図19のようになる。前述のとおり「HD革命/BackUp Ver.12」には複数のエディションが用意されているが、本機能を使用できるのは同Standard版と同Professional版のみだ(図19)。

図19 「ファイルやフォルダーのバックアップ」を用いたバックアップの流れ

まずは「HD革命/BackUp Ver.12」の同機能を使って単独のバックアップを実行してみよう。ウィザードに従って設定を進めるだけだが、通常と異なるのはバックアップ対象となるフォルダーの選択。今回はマイドキュメントフォルダーのみを選択しているが、バックアップファイルのサイズと相談しながら加減してほしい。また、バックアップファイルを絞り込む場合は拡張子による絞り込み機能を使用すると便利だ(図20~26)。

図20 「Arkランチャー」を起動し、<バックアップ>→<ファイルやフォルダーのバックアップ>とクリックする

図21 最初にバックアップの種類を選択する。今回は初回なので<フルバックアップ>が選択された状態で<次へ>ボタンをクリック

図22 バックアップ対象の選択は、<ファイル、フォルダーを個別に選択する>をクリックして選択してから<次へ>ボタンをクリック

図23 バックアップ対象の選択をうながされたら、<バックアップ対象の追加>ボタンをクリックする

図24 ダイアログから起動したら、「マイドキュメント」フォルダーにチェックを入れてから<OK>ボタンをクリックする

図25 マイドキュメントフォルダーが対象に加わったら、<次へ>ボタンをクリックする

図26 図25の画面で「拡張子」のチェックボックスをクリックすると、バックアップ対象とする拡張子を絞り込むことができる

後は前述のとおりバックアップデータの保存先をSkyDriveフォルダーに変更すれば、生成したバックアップデータはSkyDrive for Windowsが自動的にサーバー上へアップロードされる(図27~33)。

図27 バックアップの保存先は変更するため、<参照>ボタンをクリックする

図28 ナビゲーションウィンドウで<SkyDrive>をクリックし、フォルダーを変更してから<保存>ボタンをクリックする

図29 バックアップの保存先が変更されたら<次へ>ボタンをクリックする

図30 これで設定完了だ。<開始>ボタンをクリックしてバックアップを実行してみよう

図31 バックアップを終えたら、<OK>→<完了>とボタンをクリックしてアプリケーションを終了させる

図32 こちらはSkyDriveフォルダーの内容。バックアップファイルが生成されている

図33 こちらはWeb上のSkyDrive。ご覧のとおりバックアップファイルがアップロードされている