日本エイサーの「Aspire TimelineUltra M3(型番:M3-581T-H54U)」(以下、Aspire M3」)は、DVDスーパーマルチドライブを搭載した15.6型ワイド液晶のUltrabookだ。液晶サイズが大きく、DVDやCDのリード/ライトも可能なのがポイント。本体の高さは最厚部で約20.7mm、重量は約2.16kgと、15.6型としては持ち運びやすい。この初心者にも優しい全部入りの「Aspire M3」について、特徴と使い心地を解説しよう。
■主な仕様 [CPU] Intel Core i5-2467M(1.60GHz) [メモリ] 4GB [ストレージ] 256GB SSD [グラフィックス] Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵) [ディスプレイ] 15.6型ワイド(1,366×768ドット) [バッテリ駆動時間] 約8時間 [OS] Windows 7 Home Premium SP1 64bit版 [本体サイズ/重量] W376.4×D253×H19.7~20.7mm/約2.16kg [店頭予想価格] 100,000円前後
光学ドライブ搭載でもしっかりUltrabook!
Ultrabookと言えば一般的に、「薄くて軽くて動作が速く、バッテリーが長持ちするノートPC」と認識されている。そのためUltrabookと聞いて多くの人が、13~14型ワイドの液晶ディスプレイを搭載し、高さは20mm未満で重量は1kg程度、光学ドライブは非搭載、といったマシンを思い浮かべるだろう。
しかし、Ultrabookの言い出しっぺであるIntelによると、「第2世代以降のCore iシリーズを搭載」し、「高さは1インチ(21mm)以下」で「バッテリ駆動時間が5時間以上」であり、「休止状態から7秒程度で復帰」するノートPCをUltrabookと呼ぶとのこと。実際にはほかにも細かな条件がいくつかあるが、大枠では上記をクリアしていればいいらしい。Ultrabookとされる範囲は、意外に広いのだ。
「Aspire M3」は15.6型ワイドの液晶ディスプレイに光学ドライブを搭載と、Ultrabookの一般的なイメージには当てはまらないかもしれない。しかし、CPUには第2世代(Sandy Bridge)のCore i5-2467M(1.60GHz)を採用し、高さは最厚部で20.7mm。独自技術「Acer Instant On」で休止状態からほぼ瞬時に復帰可能で、バッテリ駆動時間は約8時間と、Ultrabookの主な要件は満たしているのだ。
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