光沢タイプで鮮やかな液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイのサイズは15.6型ワイドで、解像度は1,366×768ドット。同じ解像度でも13~14型ワイドディスプレイのUltrabookと比べると、文字やアイコンが大きく表示されるのでとても見やすい。

液晶表面は光沢(グレア)タイプで、鮮やかな発色が魅力。写真を見たり、DVDでドラマや映画を楽しむのにぴったりだ。ただ、蛍光灯などの光の映り込みが気になることもあり、視野角もあまり広くないため、正面から視聴するのがいいだろう。

液晶は15.6型ワイドで解像度は1,366×768ドット。ドットピッチが広いのでフォントやアイコンが大きく表示され、13~14型クラスのUltrabookよりも見やすい(写真左)。液晶ディスプレイ上部には、有効画素数が約130万画素のWebカメラがある(写真右)

テンキー装備のキーボード

キーボードはテンキー付きの107キー構成で、キーピッチは約19mm。サイズが大きくて押しやすく、キーとキーの間が離れたアイソレーションタイプなので押し間違いが少ない。フローティング構造を利用したAcer FineTipキーボードにより、軽いキータッチでも軽快にタイピングできる。

全107キーのアイソレーションキーボード。キーピッチは約19mmでタイピングしやすい

特徴的なのは、スペースキーとEnterキーの周辺。完全なアイソレーションキーボードというわけではなく、一部隣接しているキーもある。特に使いづらいというわけではないのだが、デザイン的に気になる部分だ。おそらく英字配列のキーボードのレイアウトを、そのまま日本語向けにしているのだろう。すべてのキーでサイズがきちんと確保されているのは好印象だが、正直なところもう少し工夫してほしかった。

スペースキーとEnterキーに隣接したキーがあるのがちょっと気になる

そのほかの部分はおおむね良好だ。最初はカーソルキーが小さすぎるかと思ったが、十分な余白が用意されているため意外に使いやすい。テンキーも数値入力には十分なサイズだ。

タッチパッドはかなり大きいが、キーボード操作時の誤動作はまったくなかった。ただ、タッチパッド単体で使っている最中に、クリックやドラッグの誤動作が多い。これは、パッド部分とボタン部分が一体化しているのが大きな理由。操作していると、いつの間にか手や指がズレてきて、予想外のところを操作してしまうことが多いのだ。全体の下1/3程度がボタンとして認識されるが、クリックは左ボタンを使わずにパッド部分を軽くタッチしたほうが操作ミスは少ない。右クリックの場合は、右下スミをグッと押し込むようにするといいだろう。ちなみに、パッドを軽くタッチしたあと再びパッド部分に触れると、ドラッグと同じ操作を行なえる。

タッチパッドとボタンが一体化。サイズはかなり大きいが、キー入力時の誤動作は少ない

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