BMX-STREET決勝

BMX-STREET決勝は、真謝大輔、伊藤悠吾、松元謙、小林隼人によるジャムセッション。階段やレール、ランプなどを用いて自由に技を披露する形だ。

真謝大輔

伊藤悠吾

松元謙

小林隼人

ハンドルの回転技や360度を繰り出す伊藤、180度や階段での360度を確実に決める松元(写真上)、高いエアからの360度など冷静かつ熱い技を見せる真謝、手放しやシートタッチなど独特の技を見せた小林(写真下)と、4者4様のパフォーマンスが行われた。

MC NOB & DJ BAKU

MC NOB

DJ BAKU

ちなみにBMXの2種目では、MCをNOB、DJをDJ BAKUが担当した。限られたスペース内での技の応酬だったが、MC NOBが各ライダーのパフォーマンスを分かりやすく解説。会場に偶然立ち寄った人でも、技の特徴や内容を聞きながら楽しめていたようだ。またDJ BAKUは、The Prodigy/Invaders Must Dieなどロックとテクノを横断する選曲でライダーたちをバックアップ。BMXの疾走感をさらに強調していた。

DANCE-HIP HOP決勝

DANCE-HIP HOP決勝は、NIKI・MARTHA組 vs JIMMY・YANN組。G-SHOCKのスタンスを体現するかのような、グローバル感あふれる対戦だ。ハイレベルなムーブにファニーさを混ぜ込んだJIMMY、長い手足を活かしたダイナミックな技のYANN、女性ながらパワフルさと優しさを見せるNIKI(黄色いG-SHOCKがかわいい!)、キレのいいムーブにキュートさを込めたMARTHAと、2on2ながらカラフルな対戦。まるで1チームのパフォーマンスを見ているかのような楽しい内容となった。

NIKI・MARTHA

JIMMY・YANN

ちなみに、これらのパフォーマンスはすべて、DJがその場で選んだ曲に対して瞬間的に生み出されているから驚きだ。ダンス部門を担当したDJ DARUMAのセレクトは、ダンサーズクラシックのHeavy D. & The Boyz / Now That We Found Loveなど、ビートの利いたラップからロービートの女性ヴォーカルハウスまで多種多様。4人のダンサーは、その変化をものともせず、曲が変わるごとに即座にリズムを理解、時に歌詞を織り込みながらパフォーマンスに反映させていた。

SKATEBOARD決勝

最後のSKATEBOARD決勝は、謝花明徳、砂川元気、ボビー・ウォレスト、森本泰斗、瀬尻稜、山城正隆、ジェームス・キャップ、我如古亘の8人による15分間のジャムセッション。高いジャンプと安定したレール技で会場を沸かせる大阪大会チャンピオンの山城、ランプからのレール技を執拗に攻め独自路線を行くボビー、華やかな大技を狙う砂川、若干14歳ながらボードスライドやノーズグラインドなどを確実に決める瀬尻など、ハイレベルかつオリジナルの技が続出。

誰が優勝してもおかしくない状態。SKATEBOARDのみ中間ランキングが発表されていたが、このランキングがスケーターたちの心に火をつけていたことは間違いないだろう。後半、技の難易度やダイナミックさのレベルアップが観客席にまで伝わってきたほどだ。

余談だが、今回のSKATEBOARDとBMX-STREETで使われたコースは、「非常に難易度の高い設定」とライダーたちが口をそろえ、落下、横転、転倒は当然のこと、BMX-STREET予選Bチームでは、坂田亮がコース上から自転車ごと落下するハプニングも起こった。

SKATEBOARDでは技が連続するのは当たり前。さらに転倒後のボードがステージ外へ跳びまくるなど、世界レベルの猛者を唸らせるコース設定となっていたようだ。

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