予選開始を告げるプレオープニング
14時からのプレオープニングでは、ラッパーのRAGが率いるunderslowjamsがパフォーマンス。イベントにふさわしい「タフさ」を織り込んだライムで、会場の温度を上昇させた。続いて、総合司会を務める井出大介が登場。
「SHOCK THE RADIO ppwered by G-SHOCK」でもおなじみの華麗なMCを合図に、予選がスタート。予選は、BMX FLATLAND、DANCE-BREAK、BMX-STREET、DANCE-HIP HOP、SKATEBOARDと、BMXとダンスをはさむ形で続く。
BMX FLATLAND予選
BMX FLATLAND予選は、3人1組で5分間の間に技を競い合うトライアングルバトルだ。1人がパフォーマンスを行い、地面に足がついたら交代というルール。採点方法は、タフネスさ・独創性・完成度の3点で、特に技のタフネスさを最重要ポイントに置いた加点方式だ。
決勝には、「REAL TOUGHNESS 2011 大阪」(以下、大阪大会)チャンピオンの内野洋平ほか、各組で最高得点を勝ち取ったドミニク・ニコライ、北山努、木場慎一の4名が勝ち上がった。
DANCE-BREAK予選
DANCE-BREAK予選は、30秒ずつ1ムーブを2セット行う対戦だ。タフネスさ・グルーヴ感・完成度の3点からタフネスさを中心にジャッジ。また審査員には、ニュースクール界の重鎮、N.Y.エリートフォースのSTRETCHが参加とあり、ステージ上はもとより会場に集結したダンサーたちも大いに盛り上がっていた。
勝ち上がったのは、韓国からの招待選手で兄弟ダンサーのWING・SKIM(jinjo crew)組と、多数のコンテストで優勝をさらってきたKAKU・RYOMA組。コンビネーション技を織り込むなど楽しさも加えながら、相手チームを圧倒した。
BMX-STREET予選
BMX-STREET予選は、4人1組のジャムセッションで行われた。FLATLAND同様、技のタフネスさ・独創性・完成度からタフネス度を基準に採点。
Aチームから真謝大輔と伊藤悠吾、Bチームから松元謙と小林隼人が勝ち上がった。また今回の参加ライダー中、唯一の東京からの参加だった伊藤。決勝進出を決めた際には多数の歓声があがっていた。
DANCE-HIP HOP予選
DANCE-HIP HOP予選は、1分以内のパフォーマンスを各メンバーが交互に行うというもの。タフネスさ・グルーヴ感・スキルの高さを基準とし、タフネスさを最大ポイントとして採点が進められた。
決勝進出を決めたのは、スウェーデンからのフィメールダンサー、NIKI・MARTHA組と、ダンス大国フランスから参戦したJIMMY・YANN組となった。惜しくも敗れたが、日本のAYUMI&SHUN組も笑顔の溢れるダンスで会場を盛り上げた。
SKATEBOARD予選
予選最後となるSKATEBOARDは、2チーム各8人ずつによるジャムセッション。会場の白熱度、タフネスさ、トリックの完成度を基準に、タフネスさを重視した採点が行われた。その結果、決勝に勝ち残ったのはAチームから謝花明徳、砂川元気、ボビー・ウォレスト、森本泰斗、Bチームから瀬尻稜、山城正隆、ジェームス・キャップ、我如古亘の計8人。
大阪大会チャンピオンの山城はもちろん、誰が勝ち上がってもおかしくないほどの大技が次々と繰り出されていた。