決勝開始を心待ち。ギャラリーで会場が埋まる!

そして17時、待ちに待ったグランドオープニングがスタート。独特のキャラクターを描くESOWと、日本語にこだわるNEIMによるライブペインティング、リアルタフネス大阪大会のダンスコンテストで優勝したダンサーチーム「REGARD」、「2011 DOUBLEDUTCH DELIGHT JAPAN」優勝のダブルダッチチーム「EO-CENCe」が、ハイレベルなパフォーマンスを披露。この頃には会場もお客さんでぎっしり。それぞれが決勝への期待を寄せているようだった。

ESOWとNEIMのライブペインティング

ダブルダッチチーム「EO-CENCe」
(ダブルダッチは2本の縄を使う競技縄跳び)

ダンサーチーム「REGARD」

BMX FLATLAND決勝

決勝は17時15分から、予選同様にBMX FLATLANDを皮切りにスタート。決勝ではすべてのジャンルで対戦結果は明かされず、最後の表彰式にて発表される方式が取られた。

BMX FLATLAND準決勝は、北山努 vs 内野洋平、木場慎一 vs ドミニク・ニコライの対戦となり、決勝さながらのハイレベルな闘いが見られた。特に北山 vs 内野戦では、対戦に敗れはしたが北山も最高のパフォーマンスを披露。のちに内野も「この日一番の対決」とブログで語っている。

北山努

木場慎一、ドミニク・ニコライ

勝ち進んだのは、リアルタフネス大阪大会との2連覇を狙う内野洋平と、チェコからの刺客、ドミニク・ニコライ(写真右)の2人だ。

内野洋平

ドミニク・ニコライ

決勝は、華やかでダイナミックなリアトリック(後輪を使う技)を得意とする内野と、フロントトリック(前輪を使う技)をコンビネーション(組み合わせ)で畳みかけていくドミニクの対決。双方のライディングスタイルや技のオリジナリティが際立つ対戦で、BMX界ではデファクトスタンダードとなった「ウッチースピン」も繰り出すなど、会場は大いに沸いた。

DANCE-BREAK決勝

DANCE-BREAK決勝は、1ムーブ30秒2セットを2巡しての審査。WING・SKIM(jinjo crew) vs KAKU・RYOMAが、個人技や2on2ならではのコンビネーションでパフォーマンスを行った。

長身を生かし、床技から空中技まで幅広い技を出すWING・SKIM組、対してヘッドスピンなどアクロバティックな技で応戦するKAKU・RYOMA組と、見応えのある対戦。

WING・SKIM(jinjo crew)

KAKU・RYOMA

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