配色に関するカスタマイズは<カラー>タブから行います。MIFES 9はMS-DOS時代の同シリーズと同じように、濃い紺色を背景色、白色を表示色としていますが、同配色が好み出ない場合は、リストから各箇所の配色を変更しましょう。もっとも、数十にもおよぶ項目を個別に変更するのは骨の折れる作業ですので、「一括変更」セクションで好みの背景色を選択してから、個別変更に取りかかることをお勧めします(図19~20)。
<その他>タブでは、各タブから漏れた設定項目が集められています。IMEの制御を行う「日本語入力の制御」セクションや、自動保存やバックアップファイルの生成に関する「オートセーブ」「バックアップファイル」セクションは、使用スタイルに応じて設定しましょう。素早い操作を実現するためには、「確認メッセージの表示」セクションにある各項目のチェックオフもお勧めです(図21)。
<拡張子>タブでは、拡張子ごとにタブの種類や文字数、折り返し桁数を設定します。特筆すべきは本設定がフォルダー単位でも行える点。プロジェクト名を付けたフォルダーを本タブで設定すれば、プロジェクトルールに沿った文字コードの使用やタブ送りも行えるため、企業ユーザーには便利な機能となるでしょう(図22)。
<文字コード>タブは、文字コード単位で自動判別を行うか否かの設定が可能です。あらかじめ主要な文字コードの自動判別が有効なため、ここは初期状態のままで構いません。<起動>タブは、MIFES 9の起動に関する設定が用意されています。そもそもMIFES 9は最近のアプリケーションとしては珍しく、MDI(Multiple Document Interface:マルチプル・ドキュメント・インターフェース)とSDI(Single Document Interface:シングル・ドキュメント・インターフェース)の選択が可能です。