まずは、最大の特徴となるテレビ機能からチェックしていこう。付属のワイヤレスTVデジタルユニットは、地デジ・BS・110度CSの3波に対応。チューナー数は1基で、一度に録画できる番組は1番組となっている。また、このワイヤレスTVデジタルユニットは、無線LANアクセスポイントも兼ねており、インターネットも当然ワイヤレス環境だ。約54MbpsのIEEE802.11gに加え、100MbpsオーバーのIEEE802.11nにも対応。ワイヤレス環境ながらも、超高速な通信速度を確保している。
このワイヤレスTVデジタルユニットを利用することで、ケーブルレスのテレビ視聴環境を実現する仕組みだ。なお、ユニットそのものは、幅31mm、奥行き177mm、高さ172mmとコンパクトで、重量も400gと軽量。机の上のわずかなスペースでも設置可能で、置く場所に困らない。電源は、専用のACアダプタで供給される。基本は縦置きの設置だが、スタンドを外して横置きも可能だ。
一見して、同社のワイヤレスブロードバンドルータ「Aterm」シリーズと間違えそうな外観だが、背面にはB-CASカードの挿入スロットと地デジ用のアンテナ入力端子、BS・110度CS用のアンテナ入力端子を装備している。
つい先日地上波のアナログ停波が実施されたばかりだが、リビングの大画面テレビは地デジ化済みだが寝室や個室のテレビは地デジ化が済んでいない――という方も多いだろう。そんな環境ではこの「LaVie M LM570/ES」で地デジ対応するというのがオススメだ。安価な小型テレビなどを購入するという手もあるが、このサイズで後述するように録画や編集も可能、さらに部屋から部屋へと持ち運んでテレビ番組を視聴できるというのが何よりも便利だ。YouTubeやひかりTVなどのインターネットコンテンツ、DVDなども観賞できるのもうれしい。