RightMark Multi-Thread Memory Test 1.1(グラフ13~14)

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RMMAに入る前にまずRMMTの結果をグラフ13・14に示す。今回も従来同様、SSE2を使ってスレッドあたり20MBのデータのRead/Writeを行うという条件で行っている。横軸はスレッド数で、そんなわけでAtomは4だがZacateは2threadのみ、Nanoは1threadということで、全体としてややさびしいグラフになっていることはご容赦いただきたい。

結果から言うと、AtomとNanoはまぁほぼ想定どおりであるが、意外なのがZacateである。殆どReadとWriteで差がない、というのはDRAM本来の性能から考えてもちょっとありえない話であり、なのでReadの実装がやや遅く、Writeの実装がかなり高速で、結果としてRead/Writeがかなり接近した結果になっていると考えることはできるだろう。まぁそれでも1 ThreadにおけるReadの結果は、Nanoよりはマシなのであるが、利用しているメモリの帯域がほぼ倍(先にも書いたとおり、Nanoは実質的にDDR2-673でZacateがDDR3-1333だからだ)な事を考えると、この帯域の低さには「?」な感じである。このあたりは、続くRMMAでもう少し細かくみて行きたい。