XOOMは、3Gモデルも存在しているが、今回発売するのは無線LANモデルのみ。今回は投入のスピードを重視したようで、家庭やオフィスでの無線LANでの利用に加え、同時発表のhtc EVO WiMAXのテザリングやポータブル無線LANルーター「Wi-Fi WALKER DATA05」などを使って利用することを想定しているという。

XOOMでは、スタンダードドックや自立可能なスタンダードケース、Bluetoothキーボードといったオプションも用意。タブレットとしてだけでなく、ノートPCライクな利用も訴求していく。本体にはミニHDMI端子を装備しており、HDMI経由で大画面テレビなどにXOOMの画面を出力することができる。全画面を出力できるため、WebブラウザやYouTubeなどの動画、ゲームなど、各種操作をテレビに表示して行える。

キーボードを表示したところ。大画面なので、特に横向きにすれば両手打ちも可能

オプションのドックとBluetoothキーボード

自立するスタンダードケース。キーボードとの組み合わせにも適している

スタンダードケースは、持ち運び時に本体をすっぽり覆うことができる

ジェルケース

ドックまたは本体にHDMIケーブルを挿せば、テレビに出力も可能。ゲーム画面を含めて画面出力ができる

田中社長は、今回の発表を「『超!』×2」と宣言し、「超!」速いスマートフォンのhtc EVO WiMAX、「超!」注目度No1タブレットのXOOMという2製品をアピール。「グローバルの最新機種で、ワクワクする機種を紹介した」と強調している。

2011年度は、全体の半数以上をスマートフォンとして発表する予定で、国内向けのサービスに対応したWiMAX対応スマートフォンも検討する。新800MHzへの移行で、海外の端末を導入する際の「技術的な障壁はほとんどない」(田中社長)ことから、今後海外端末の導入が加速する可能性についても示唆。ただ、米国で発売されたCDMA版iPhoneの導入に関しては、「ノーコメント」を貫いている。