撮影した写真を他人と共有したいときに、もっとも手っ取り早いのがメールで送る方法だ。しかし、ほとんどの人は画像ファイルをそのままメールに添付して送っているだけではないだろうか。

新しいiPhotoには8種類の洗練されたデザインテンプレートが用意されており、写真を美しくレイアウトして送ることができる。たとえば、「ポストカード」というテンプレートを選ぶと、写真をポストカードやタグ、スタンプなどのパーツで飾りつけることができる。「コルクボード」を選ぶと、ボードに写真をピンで留めたようなデザインになる。

iPhotoのメール作成画面。写真をレイアウトしてメールすることができる

デザインテンプレートは全部で8種類。画面右のリストから好みのものを選ぶだけで、手軽にデザインを変えることができる

テンプレートのデザイン自体は変更することができないが、写真のトリミングは自由に設定できる。また、メッセージ本文やキャプションの書体を変更することも可能。単に画像を添付した無味乾燥なメールよりも、この方が断然、自分の気持ちを相手に伝えやすいはずだ。ちなみに、メールの作成から送信まですべての工程がiPhoto上で完結しており、わざわざ別途メールソフトを立ち上げる必要がない。このあたりの使い勝手のよさも魅力のひとつだ。

写真をクリックして選択すると、その付近(ここでは写真の上部)に黒いスライダが表示される。このスライダを動かしたり、写真をドラッグしたりすることで、写真のトリミングを調節できる

メッセージ本文の書体やキャプションの書体は、自由に変更できる。なお、作成したレイアウトは最終的に1枚のJPEG画像としてメールに添付されるため、どのようなOS環境でもレイアウトが崩れることなく閲覧できる