便利な水準器、可能性のGPS

連写やオートフォーカス以外について触れてみる。まず、水準器機能は非常に便利。水平だけでなく、前後の傾きもチェックできる。画面が傾いてしまうクセのある人には(けっこう多い)とても便利な機能だ。モニターはもちろん、EVFにも表示できる。モニターは水準器なし、EVFは水準器ありといった設定も可能だ。ただ、水準器を表示すると、ほかの情報がすべて消えてしまうのが気になった。できれば同時表示にしてほしい。

GPS機能も楽しい。GPSは本体に内蔵されているから、そのままでExifに緯度経度、高度などが書き込まれている。まだ位置情報を使ったアプリケーションは少ないが、今後、これはぜったいに役に立つはずだ。

掲載していないが、動画も試してみた。高速なオートフォーカスのおかげでスムーズに撮影できる。当たり前だが、初期のソニー製ブルーレイレコーダー(BDZ-X90)にUSB経由で繋いでみたところ、USB経由でフルハイビジョン動画がダビングできた。動画はデータサイズが大きくなりがちだが、これで一安心。

α55はGPS機能を標準装備。アプリケーションを使えば地図上に画像をマッピングするといった使い方もできる

水準器機能はとても便利。外側のマーカーが左右の傾き、中央が前後の傾きを示す

水平が取れた状態。マーカーが緑色になる。撮影情報が同時に表示されないのが残念

暗い部分を明るくするDレンジオプティマイザー(D-R)。HDRは3枚を合成して明るさを補正する

D-R:オフで撮影。奥の林は暗くなっている。以下は同じシーンで設定を変えて撮影した

D-R:オートで撮影。左より少し木々が見えてきた。下はマニュアルでD-Rを選んで撮影

D-R:レベル1

D-R:レベル3

D-R:レベル5

曇りの日に撮影。ホワイトバランスはオート

DT 18-55mm F3.5-5.6 SAMの歪曲をチェックした。これはワイド端で撮影

こちらはテレ端で撮影。わずかに糸巻き型収差が発生しているが、気になるほどではない