パナソニックのLet'snoteシリーズに、新しく10.1型コンパクトモバイルの「Let'snote J9」(CF-J9)シリーズが登場した。これまでのコンパクトモバイルだった「Let'snote R」シリーズの後継という位置づけで、Rシリーズと同様に、小型軽量で頑丈、長時間のバッテリ駆動をウリにしたゼロスピンドルのモバイルノートPCだ。Rシリーズの終息には一抹の寂しさを覚えるが、J9シリーズになってどのように進化したのかをチェックしていこう。なお、今回は試作機を試用しているため、細部などが製品とは異なる可能性があることをあらかじめお断りしておく。
店頭モデルのラインナップは、スタンダードモデルとハイパフォーマンスモデルの2機種だ。主な違いは、CPU、ストレージ、バッテリ容量/駆動時間、本体重量などで、さらにMicrosoft Office Home and Business 2010の有無によって計4機種が用意される。そのほか、パナソニックの直販サイト「マイレッツ倶楽部」の専用モデルとして、スペックを高めたハイパフォーマンスモデルとプレミアムエディションがある。今回は店頭モデルの2機種を試用した。
試用機の主な仕様
■スタンダードモデル■
[CPU] Intel Core i3-370M(2.40GHz) [チップセット] Mobile Intel HM55 Express [メモリ] 2GB [ストレージ] 160GB HDD [光学ドライブ] なし [グラフィックス] Intel HD Graphics(CPU内蔵) [ディスプレイ] 10.1型ワイドノングレア液晶(1,366×768ドット) [OS] Windows 7 Home Premium 32bit版/64bit版 [店頭予想価格] 約120,000円
■ハイパフォーマンスモデル■
[CPU] Intel Core i5-460M(2.53GHz) [チップセット] Mobile Intel HM55 Express [メモリ] 2GB [ストレージ] 128GB SSD [光学ドライブ] なし [グラフィックス] Intel HD Graphics(CPU内蔵) [ディスプレイ] 10.1型ワイドノングレア液晶(1,366×768ドット) [OS] Windows 7 Home Premium 32bit版/64bit版 [店頭予想価格] 約180,000円