「メールdeプリント」を使ってみよう。添付での印刷に対応するファイル形式は、Word、PowerPoint、Outlook、Excel、テキストファイル (.txt)、PDFとなっている。JPEGファイルへの対応は今秋と発表されていたが、試しに送信してみたところJPEGとPNGが印刷できた。Officeファイルは4桁拡張子のファイルにも対応している。ただ、Excelについては「.csv」ファイルのプリントはできなかった。

A4用紙をセットした状態にしておくと、写真は角からフチなし状態のサービス版でプリントされる。他のファイルについては、PCで特に設定せずA4用紙印刷をしたのと同じ結果になった。ExcelファイルでA4サイズに収まらない場合は、PCからの場合と同じく分割プリントされる。最もイメージと違う印刷結果になりやすいものだけに、事前のプレビュー確認は必須だ。

メール添付で印刷してみたもの。右から、メール本文、添付JPEG画像、Excelドキュメント

本文のあるメールに添付ファイルを付けた場合、本文をテキストとして1枚にプリントし、添付ファイルは別の紙にプリントされる。件名はどの場合でも無視された。添付ファイルは最大5MB、10個の範囲で付けることができる。添付したものの中に非対応ファイルが含まれる場合、そのファイルだけが無視されて他のファイルは無事プリントされた。

速度は、送信完了後で数秒おいてからプリンタが反応するという状態。利用時間帯によって多少変化はあるだろうが、現状では数分待たなければプリントできないということはなさそうだ。送信後には「ePrintジョブを受信しました」というタイトルのメールが返信されるため、受信そのものが失敗していないことも確認できる。

ファイル送信時のメールでコマンドを送ることなどはできないため、複数部のプリントやドキュメントの一部だけをプリントするというようなことはできない。印刷品質の設定もWebサービスにログインしなければできないため、細かいことをしたいならばやはりPCは必要だ。しかし、写真用紙をセットしておいて携帯電話で撮影したものを送信する、というような使い方や、仕事用の資料をとりあえず送っておくというような使い方ならばPCなしでも使うことができそうだ。

自動返信される受信確認メール