本機には、無線LANで位置情報を取得し、地磁気センサでユーザーが向いている方角を取得するといった、カーナビ機能に近いソフト「VAIO Location Search」が搭載されている。この取得位置情報は「Google Map」や「Peta Map」と連携させ周辺情報を表示させることも可能だ。
このような外出先でも便利に使える機能も魅力だが、注目はソニーならではの機能ともいえる「リモートプレイ with PlayStation 3」だ。これはPS3とリモートリンクを行うもので、PCでPS3を操作できるようになる。実際にリンクさせてみたところ、メニュー関連やビデオの再生は可能だったが、ゲームをプレイすることはできなかった。また「Torne」を使用した地デジの視聴や「Playstation home」のプレイもできなかった。PSPでリモートプレイ接続を行う場合、地デジの視聴は可能なのでこの点は今後改善してほしい。
また、TVを見たいというユーザーは、VAIOオーナーメードでワンセグチューナーの内蔵を選択した方が現状ではお手軽だ。ワイヤレスWANおよびGPSを選択できなくなるが、検討するのも良いだろう。
なお2009年秋冬モデル以降のVAIOの場合、Bluetoothを介することで、PS3のキーボードとして利用できる「リモートキーボード with PlayStation3」が実現されている。こちらはネットワークゲームやPlayStation Homeでの文字入力に対応している。