「四朗」「五郎」「六郎」を捕獲せよ!

タイムリミットの15:30まで、あと約1時間半と、制限時間が迫ってきた頃。見回りのスタッフや、参加者から、「もういくつかキーワードの発見報告があったらしい」という情報もあり、途中で諦めて帰ってしまった参加者もいる様子。しかし、キーワードには偽物も含まれていることもあり、一縷の希望にかけ、とにかく最後まで暗号と格闘する参加者も。

さて、この時点で手に入れていた手がかりは5つ、そして、暗号地図は太郎から受け取った「勇気の門」1枚のみ。走ると失格という条件下で、制限時間内に残り3人の修験者に会い、さらに残り5つの手がかりを見つけ出し、手がかりの意味を解読してキーワードの場所を特定、キーワードを発見して受付会場に戻るのは不可能と判断した我々は、修験者一人にしか会えていないのは悔しいので、残り3人の修験者「四朗」「五郎」「六郎」の顔を拝みに行くことに。

暗号捜索中に出合った参加者「ハイキング・ベアー」さん。最後までやりきる気満々の様子

この時点で記者らが手に入れていた手がかりは5つ

まず、四朗の居場所を示す暗号は、"はるかの光を発する地に、その者、旅人となりて現れん。海を見渡す城枠の中で、力あるものを待つ"。「はるか光を発する地」は、おそらく灯台のことだろうと推定し、とりあえず城ヶ島灯台へ向かうと、アラビア風衣装の修験者「四朗」を発見。ただし、発見したはいいものの、合言葉がさっぱり分からず、付近の参加者と手持ち情報を餌に、情報取引を敢行。紆余曲折の末、どうにか暗号地図「封印の塔」の獲得に成功した。

「四朗」は、その名前からは想像がつかない、アラビア風衣装の女性。「太郎」同様、話しかけても無言を貫くつれない態度も、男性参加者からは「可愛い! 」と大人気。合言葉は「風」らしいと情報を得たものの不正解だったのだが、「難しすぎて、回答がなかなかでないので」(四郎)と、暗合地図を渡してくれた

次に目指すは、とりあえず合言葉「資盈(すけみつ)」が判明している「六郎」に決定。"里見義弘の本陣に、その者、守護者として現れん"という暗号から、地元の方に一切捻ることなく「里見義弘の本陣は何処ですか」と尋ねると、あっさり「常光寺じゃない? 」との回答が。残り時間はあと僅か。「走るのは禁止。競歩はOK」という規定に従い、大急ぎの競歩(?)で常光寺へ。ついに、境内を何食わぬ表情で掃除している「六郎」を発見し、合言葉を伝え暗号地図「勇気の道」を入手することができた。

タイムアップぎりぎりで発見で来た六郎は、常光寺の境内を掃除中。戦国時代、里見軍の将・里見義弘が布陣した場所が常光寺境内なのだそう。六郎から受け取った暗号地図「勇気の道」(右)

「六郎」発見時点で、受付会場に戻って丁度タイムアップという程度の時間に。「五郎」の場所はこの時点で判明していなかったので、諦めて戻ることに。果たして、他の参加者の戦績は、そして、100万円を獲得する参加者は現れるのか……?

調査できた場所