サイズ・質量ともX300に近いT400sのボディ
ThinkPad T400sは、T400シリーズのスリムモデルとも読める製品型番だが、同社が14.1型ワイドサイズのプレミアモデルというように、既存のシリーズとはデザイン面で異なり、機能面でも最新の装備、技術を導入したモデルである。
ThinkPad T400sのサイズはW337×D241×H21.1~25.9mm。スタンダードなThinkPad T400とスペック表で比較してみると最薄部で6.5mm、最厚部で6mmの違いがある。次いで、スリムを極めたThinkPad X301(W318×D231×H18.6~23.4mm)と比較してみると、最薄部・最厚部とも2.5mmほど厚い程度。この2機種と比較すればThinkPad T400sはX301に近い。ThinkPad X301は同社が究極のスリムを追求したモデルであるため、一般的に見てThinkPad T400sは十分にスリム。ワンサイズ大きな14.1型ワイドを搭載しつつなので、いっそう強調されている。
底面積でもThinkPad X301と比較してみよう。13.3型ワイドのThinkPad X301と比べると、ThinkPad T400sは幅で19mm、奥行きで10mmと、ひとまわり大きなサイズである。このサイズ差は数値で見るよりも写真で比較した方が分かりやすいだろう。そこで、ThinkPad X300と並べた写真を用意した。横並べにした写真では、ThinkPad T400sがひとまわり大きく感じる。ただし、これを重ねてみるとそれほど大差なく感じる。
また、質量でもThinkPad T400sは十分にモバイル可能ではないかと思う。ThinkPad T400sは約1.77kg。2kg台と1kg台では受ける印象も大きく変わる。また、ThinkPad X301は重い方のモデルで約1.5kgであり、こちらと比較すれば若干重いことは確かだが、T400とX301のどちらに近いかと言えば、この点でもThinkPad X301に近いと言える。