数々の開発サポートツールを提供するAtlassian
次に壇上に呼ばれたのは、同じくDuke's Choice Awardを受賞した豪AtlassianのChief Code Poet、Brendan Humphreys氏。同社ではアプリケーション開発における追跡やテスト、開発者どうしのコラボレーションなどをサポートするさまざまなプロダクトをリリースしている。同社では、2008年11月より日本における製品の販売やサポートを開始している。
Javaプログラミング学習用プラットフォーム「BlueJ」と「Greenfoot」
BlueJおよびGreenfootは英ケント大学と豪ディーキン大学によって研究/開発されたJavaの学習用に特化したプログラミング環境である。まったくの初心者でもJavaプログラミングが始められるように設計されており、教育機関での授業や企業の新人研修などでも広く採用されているという。また、単に初心者向けのツールというだけでなく、単体テストやチーム開発、あるいはJava ME開発など、一歩進んだJava開発の学習もサポートしている。
両ツールはもともと商用目的以外での利用に限って無償で提供されていたが、3月4日にGPLv2のもとでオープンソース化された。また、Sunでは両ツール用のNetBeansプラグインを提供するなどこの活動を積極的にサポートしてきた経緯がある。Gosling氏が来場者に向けて「あなた方の会社の将来の社員が、このツールでJavaを学習してくる」と語ったように、Javaの未来を担う人材を育てるツールだ。
MMORPG「RuneScape」
続いて登場したのが、初日のキーノートでも紹介されたJagexによるオンラインRPG「RunaScape」。キーノートではゲームのプレイ画面が公開されたが、このセッションではキャラクターやマップデザインなどの開発ツールのデモンストレーションが行われた。