Sun SPOT + 携帯電話「PlaySIM」
Telenor ASA R&IとSunによるジョイントプロジェクトによって開発されているPlaySIMは、Sun SPOTを利用したJavaCard 3.0の実験プラットフォームである。PlaySIMを利用することで、Sun SPOTとSIMカードとの通信が可能になる。その結果、Sun SPOTをSIMカードに対応した他のデバイスと連携させることができるようになるわけだ。
デモでは実際に携帯電話を利用してAT&Tのネットワークに接続する様子が紹介された。Sun SPOTにはメモリや各種センサーなどが搭載されており、これらの情報を遠隔地で利用することができるようになるという。
FIRST Robotic Competition優勝ロボット
FIRST Robotic Competition(以下、FRC)で優勝したロボットも登場した。FRCは日本のロボコンのような競技で、与えられたパーツを使って6週間でロボットを組み上げその成果を競うというもの。2009年は床のボールを自動で集めてそれを相手にぶつけるというルールで行われた。
壇上に上がったのは優勝チームであるWPI(Worcester Polytechnic Institute)の学生たちとBrad Miller教授、そしてSunのエンジニアであるDerek White氏。Derek氏は2010年の競技に向けてJava技術の導入を手助けしているとのこと。その成果としてNetBeansで開発している様子も紹介された。同チームもDuke's Choice Awardの受賞者である。
衛星のデータもJavaで解析
ND SatComのSven Reimer氏は、衛星を利用して世界各地の標高を計測するシステムを開発し、Duke's Choice Awardを受賞した。同氏は実際に標高データを解析して2Dマップ上に表示する様子を見せてくれた。