さて、標準構成におけるパフォーマンスであるが、PCMark05、3DMark06のほか、3種類のゲームベンチを実行した。PCMark05はスペック相応の数値が出ており、定番スペックともいえる本構成の良さがよく出ている。

■表2 PCMark05 Build 1.2.0の結果(単位:スコア)
PCMark 9152
CPU 7284
Memory 6187
Graphics 16607
HDD 8260

一方、ミドルレンジクラスのグラフィックスカードを搭載する構成ではあるが、ゲームベンチの結果もまずまずだ。3DMark06はUXGAでも1万を超えるスコアであるほか、モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークもUXGAで5,000オーバー。十分に楽しめるスコアだ。

■表3 3DMark06 Build 1.1.0の結果(単位:スコア)
1024×768ドット 13104
1280×1024ドット 11749
1600×1200ドット 10328
■表4 モンスターハンターフロンティア オンライン ベンチマークの結果(単位:スコア)
1024×768ドット 12303
1280×1024ドット 8111
1600×1200ドット 5774

スクウェア・エニックスのThe Last Remnantは、Unreal Engine 3.0を採用することで話題のタイトルだが、こちらもUXGAで平均60fpsを超えており、まずまずの結果だ。XGA、SXGAではかなり余裕があり、高いレベルにある。

■表5 The Last Remnant ベンチマークの結果(単位:平均FPS)
1024×768ドット 116.35
1280×1024ドット 88.90
1600×1200ドット 62.81

FarCry2はHigh設定での結果となるが、XGAで平均60fps弱。少し心許ない数字ではあるが、まったくプレイできないレベルでもない。設定を少し下げるなどすれば十分に楽しめるだろう。

■表6 FarCry2 Ver.1.02 Benchmark Toolの結果(単位:平均FPS)
1024×768ドット 57.65
1280×1024ドット 53.99
1600×1200ドット 47.82

このように、非常に柔軟なBTOメニューを用意しておきながら、注文から7営業日以内での出荷をアピールしている。BTOでは意外に待たされることもあるなか、こうした姿勢は高く評価したい。

また、スペックのビジブルさは自作PC並み。ハードユーザーが納得できるのはもちろん、こうしたことはPCの中身をしっかり知っておきたいすべてのユーザーに意味があることだと思う。充実したBTOメニューと安定したパフォーマンスを持つ本製品は、自作のような楽しさとスペックを得られるのが魅力の製品といえる。