3月7日・8日に、埼玉県さいたま市でハイパーフライトジャパン主催のディスクドッグ大会が開催された。荒川河川敷にある秋ケ瀬公園に延べ約300組がエントリーし、愛犬との日頃の練習の成果を競った。

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ハイパーフライトジャパン代表の関口行広さん。まだ日本にディスクドッグというものが定着していないころから活動をしてきた、いわば日本のディスクドッグ界の草分けといえる存在。2000年8月、米国のメジャー大会で日本人初となる4位入賞を果たして以来、家族ぐるみで楽しめるファミリースポーツとして日本での普及に努めている。大宮国際動物専門学校で後進の指導に当たるほか、埼玉県桶川市でトレーニングスクールを主宰しディスクドッグの訓練フィールドを提供している

ディスクドッグ競技はアメリカで始まった犬と人がペアで行うドッグスポーツだ。もともとはフリスビーを投げて犬が取る、といった遊びから始まったと言われるが、競技団体やルールが整備されて、スポーツとして各地で大会が行われるようになった。ハイパーフライトジャパン代表の関口行広さんは、「ハイパーフライトジャパンのディスクドッグ大会は広く門戸を開放しています。一般の方でもエントリー可能で、最低限のマナーを訓練された犬であれば誰でも参加できます。家族全員で休日を楽しめるスポーツです」と話す。

ディスクドッグ大会はフライングディスク(いわゆる"フリスビー"のようなプラスチック製の円盤)を遠くに投げ、犬がキャッチするディスタンス部門と、コートの中で自由にディスクを投げて演技を行うフリースタイル部門がある。

ディスタンス部門では、長方形のコートの一端にスローイングエリアがあり、競技者はコートにあるポイントエリアに向けてディスクを投げる。ディスクはハイパーフライトジャパンの場合は、種類や重さなどは特に定められておらず自由に持ち込むことができる。また、入門者(犬)向けのレトリーブクラスでは、ディスク以外のボールなどでもよい。ポイントエリアは7.5mごとにゾーンが区切られていて、どこでキャッチしたかによってポイントが異なる。基本的に遠くなるほどポイントが高く、またキャッチする際に犬の四肢が地面から離れていると(ジャンプしてキャッチした場合)、ポイントが加算される。犬はキャッチしたディスクをスローイングエリアにいる競技者に持ち帰り、競技者はそのディスクを受け取って再び投げるという繰り返しとなる。いかに犬がキャッチしやすく、かつ距離を稼げるように投げるかが競技者の腕であり、犬はキャッチして競技者までできるだけ早く持ち帰らなければならないので、競技者と犬のそれぞれの力量を計算して競技しなければならない。

会場となった秋ケ瀬公園。2日間の大会には延べ約300チームがエントリーした

一方、フリースタイル部門では、コート内の自由な場所で60秒または90秒の競技時間内に音楽に合わせて5枚のディスクを使って演技を行う。ポイントはキャッチ率(投げた回数に対して犬が落とさずにキャッチした回数)、難易度、そしてショーマンシップ(いわゆる芸術点)で競われるため、いかに高度な技を犬と協力して見せていくかが問われるところだ。

ベストショットを逃さない高速連写の実力とは

ご存知のように犬の動きは速い。投げられたフライングディスクを追いかけ、まだ空中にあるディスクをジャンプしてキャッチしようとして全力で走る犬の写真を撮るのはハイクラスの一眼レフカメラを使用してもかなり難しい。そんなときに効果を発揮するのがカシオ計算機のHIGH SPEED EXILIMシリーズの高速連写、ハイスピードムービーの機能だ。今回は、30枚/秒の高速連写性能をもつ発売されたばかりの小型モデル「EX-FC100」をメインに、従来機種「EX-F1」「EX-FH20」の3台で走る犬の姿を狙った。……続きを読む

小型犬から大型犬までぞくぞくと集まってきた参加犬たち