システムに対する直接操作 (以下、アクション) も、QSBを利用するうえで必須のテクニックとなる。システムの再起動やシャットダウン、スリープやログアウト、ボリュームの調整といった操作が、アクション名を入力することで可能になるのだ。

アクションの入力方法は簡単、アクションを構成する文字列の一部を入力すればOK。一致するアクションが表示されるので、カーソルキーで選択して[enter]キーを押せば実行できる。「Get External IP」を例にすると、オーソドックスに「get」から入力し始めてもいいし、「ext」や「ip」から始めてもいい。インクリメンタルサーチ (逐次検索) の要領で入力を進めれば、最終的には希望するアクションにたどり着くはずだ。

なお、アクション名を丸暗記する必要はない。iTunesに操作を伝えるアクションを例にすると、アクション名に必ず「iTunes」が含まれるので、最初に「itu」辺りまで入力。すると、一致する文字列が含まれるファイルやアクション、つまりiTunesに操作を伝えるアクションがリストアップされるので、実行したいものをカーソルキーで選ぶ、という流れだ。

「sleep」と入力すれば、Macをスリープさせることができる

Convertアクションを使うと、画像ファイルを他形式に変換できる

■表:Google Quick Searchで利用できるアクション (抜粋)
アクション名 説明
Convert 画像ファイルを他形式に変換する
Close Disk Tray ディスクトレイを閉める
Eject Disk Tray ディスクトレイを開ける
Empty Trash ゴミ箱を空にする
Get External IP WAN側IPアドレスを表示する
Get IP LAN側IPアドレスを表示する
Hide Others 現在アクティブなアプリ以外を隠す
Lock Screen スクリーンをロックする
Log Out ログアウトする
Max Volume 音量を最大にする
Mid Volume 音量を中間にする
Min Volume 音量を最小にする
Mute Volume ミュートする
Quick Look 画像ファイルをプレビューする
Quit Visible Applications 現在アクティブなアプリを終了する
Restart システムを再起動する
Show All Applications すべてのアプリを表示する
Shut down システムを終了する
Sleep スリープに入る