QSBの起動用キーコンビネーションには、デフォルトで[Command]キー2回押しがアサインされ、迅速に起動できるよう設定されている。デフォルトでは、Dockに表示される一般的なアプリケーションとして扱われるが、環境設定パネルの「General」タブで「Show icon in menubar」をチェックすれば、画面上部のメニューエクストラに常駐させることもできる。

QSBを利用すると、Web検索機能によるインターネット上の各種リソースを検索することはもちろん、Mac OS X上にあるかなりの範囲の情報を検索できる。デスクトップや「書類」などホームフォルダ以下の主要なフォルダや、住所録ソフト「アドレスブック」に登録した個人情報、インストールされたアプリケーションの名称、Safari / Caminoに登録したブックマークなど、利用頻度の高い情報を迅速に呼び出すことができる。

Finderのカラム表示を思い出させる操作性も特徴的だ。人名をもとにアドレスブックから該当の個人情報 (コンタクト) を探すことを例にすると、[Command]キーを2度押しすると現れる入力ボックスに人名を入力、表示された候補を上下カーソルキーで選択し、右カーソルキーを押して次のステップに進む。コンタクトの場合、メール (システム標準のメールクライアントと連携動作する) またはアドレスブックの起動を選ぶためのアイコンが表示される、という流れだ。

検索結果から操作対象を選び、カーソルキーで作業内容 (アクション) を決める、という流れで利用する

動画 - QSBでアドレスブックの個人情報 (コンタクト) を探す
[Command]キーを2度押しすると現れる入力ボックスに人名を入力、表示された候補を上下カーソルキーで選択し、右カーソルキーを押して次のステップに進む