色乗りのいいしっかりした絵づくり
5D Mk2の絵づくりは、色の乗りも良くしっかりした絵づくりが特徴だ。シャープネスの効かせ方も素直でエッジが立ち上がっている感じも少ない。ISO感度を上げていっても色の破綻はあまり感じられない。オートホワイトバランスも問題なく取得できている。
ピクチャースタイルはキヤノン独特の色づくりが継承されており、被写体によって撮りわけるのもいいだろう。通常の使い方では「スタンダード」でも十分発色がよくオールマイティーに利用できる。「風景」や「ポートレート」は被写体に合わせて彩度などが高めに設定してある専門のモードだ。「ニュートラル」は「スタンダード」に似ているが、しっとりとした絵づくりをしたい時に使うといいだろう。「忠実設定」は正しい色を目指して作られているモードだが、正しい色というのは露出やホワイトバランスなどちょっとした条件でコロっと変わってしまうので使い方が難しいモードだと感じている。