スパム学習の実行

図22を見るともう1つ、[スパム学習を実行してください]と表示されている。これは、 カスペルスキーのアンチスパム(迷惑メール対策)の設定が行われていないという ことである。[スパム学習を実行してください]を選び[スパム学習ウィザード]クリッ クすると、ウィザードが起動する(図22)。

図22 スパム学習ウィザード

ここでは、送受信メールからスパムを学習する方法をとる。この学習には、スパムメールではないメールが50通以上必要になる。たいていのユーザーならばそのくらいのメールは保存していると思うが、もし少ない場合でも、保存メールが50通以上になってから実行するか、メールソフトのプラグインを使用して随時新着メールを学習させることができる。スパム学習に対応しているメールソフトは、 Microsoft Office Outlook、Outlook Express、Windowsメール、Mozilla Thunderbird、Shurikenである。

図22で、[次へ]をクリックする。まずは、メールソフトを選んで「+」をクリックし、受信トレイを選択する(図23)。

図23 メールソフトの受信トレイを選択

次に、迷惑メールを保存するフォルダを指定する。もし設定をしていない場合には、何もせずに[次へ]をクリックする(図24)。

図24 迷惑メールのフォルダを指定

これで、スパム学習は完了である(図25)。

図25 スパム学習の完了

[スパム学習ウィザードの完了]をクリックして、ウィザードを終了する。メインウィンドウは図26のようになり、「コンピュータは安全です」と表示されている。

図26メインウィンドウ