次にキーボードを見てみよう。F/B50には、日本語104キーの無線方式ワイヤレスキーボードが付属している。本体に合わせたデザインで、スッキリとまとまりながらも使いやすい。カンのいい読者ならお気づきかもしれないが、104というキーの数はデスクトップ用のキーボードとしてはあまり一般的ではない。テンキー付きのノートPCでよく使われる仕様だ。さらにキーボードをよく見ると、ノートパソコン特有の「Fn」キーが用意されている。そう、Fシリーズは一般的にはデスクトップPCにカテゴライズされる「ボードPC」なのだが、中身は実はノートPCなのだ。わかりやすく例えると、ノートPCの液晶ディスプレイを「ガコッ!」とぶっち切って、「ゴスッ!」と立てた感じ?いや、全然わかんねぇし、疑問系かよ。まあそんな感じで、ボードPCの中身はノート PCと同じなわけで、字面的にもなんだか似ているネ!という話はさておき、コンパクトな外観にも納得できるというものだ。

本体に付属するキーボード。ワイヤレスで接続するためケーブルがなく、スッキリしたデザインだ

キーボードに配置された各種ボタン。「ズーム」や「サポート」など、初心者をサポートするボタンを備えているのが特徴的

キーボードの「サポート」ボタンを押すと、サポート情報やマニュアルを閲覧できる専用ソフトが起動する

中身はノートPCなだけに、キーボードにもFnキーが用意されている。とはいえ実際に使うことは、まずない

付属のマウスも無線方式のワイヤレスタイプだ。USB接続のマウスを無理に引っ張ったためにいろんな物をひっくり返してしまうことが多い筆者だが、ワイヤレスのキーボードとマウスは実に快適だ。無線の到達範囲も10メートル程度と広く、離れた場所からでも楽々操作できる。リビングのサイドボードにPCを置いて、ソファーに寝っころがりながらでも操作できるのがウレシイ。まあ、自宅にはリビングもサイドボードもソファーもないので、これは想像で書いていますが。それはともかく、なによりキーボードとマウスがワイヤレスなので、面倒な配線作業が少ないのが魅力だ。本体にACケーブルを接続するだけで準備オーケー。初心者でもセッティングに戸惑うことはまずないハズだ。

付属のマウスもワイヤレス。操作時にケーブルがジャマになることがないのがウレシイ

ワイヤレスのため、電源は電池から供給する。電池がないと軽すぎる感じがするが、セットするとちょうどいい重さに

ワイヤレスのオン/オフスイッチは、マウスの底面に配置されている。PCと接続できない場合は、電源ボタン下の「CONNECT」ボタンを利用する