XPのハードディスクイメージを登録する

ダウンロードしたファイルを実行すると、Virtual PC 2007用のイメージファイルが解凍される。Virtual PC 2007を起動後、「新規」ボタンをクリックして、イメージファイルを登録しよう。仮想マシンを初めて作るなら、オプション設定画面で「バーチャルマシンの作成」を選択する。メモリ設定では「推奨RAMを使用」を選べばオーケー。メモリ容量が少なかったり、逆に大容量メモリを搭載しているなら、「RAMの調整」を選んで、メモリ容量を割り当てるべし。「バーチャルハードディスクオプション」では、「既存のバーチャルハードディスク」を選び、つぎの画面で解凍したイメージファイルを設定。あとは、画面の指示に従ってボタンをクリックしていくだけだ。仮想PCのバックアップをとっておきたいなら、「復元ディスクを有効にする」のチェックをオンにしておこう。

新しく仮想PCを作るので、「新規」を選ぶ

仮想PCが使用するメモリ容量を設定可能。あまり大きく設定すると、ホストOSの動きが遅くなるので注意

「既存のバーチャルハードディスク」を選択後、つぎの画面で解凍したVHDファイルを選択する

仮想PCの登録が完了すると、メイン画面に項目が追加された。Virtual PC 2007では、登録された仮想PCは「ゲストOS」と呼ばれる。先ほど登録したゲストOSを選択し、「起動」ボタンをクリックすると、新しいウィンドウが開きXPが起動する。

ゲストOS用のウィンドウはクライアント領域(ウィンドウ枠の内側)が800×600ドットに設定されているので、ホストOS側の解像度を1024×768ドット以上にしておくといいだろう。もちろん、ゲストOSの解像度は「画面のプロパティ」で変更可能だ。なお、ウィンドウのクライアント領域をクリックすると、ゲストOSを操作できる。[Alt] + [→]でウインドウから抜けられる。

ゲストOSのXP画面。デスクトップにはごみ箱とIEのアイコンしかない

ゲストOSでベータ版のIE8を実行。ホストOSのIEを変えることなく、動作を確認できる