iPhone SDKの発表会では、一部のパートナーが約2週間で作成したアプリケーションが紹介されたが、今回は製品リリースを視野に入れたソフトウェアを含むデモが披露された。合計11のソフトウェアは、それぞれがiPhoneの特徴をとらえていた。

トップバッターはSEGAの「Super Monkey Ball」。前回の2週間時点では基本的な動作のみのデモだったが、今はキャラクターが増え、100を超えるステージが完成している。App Storeで9.99ドルで提供されるそうだ。

本体を傾けながら操作する「Super Monkey Ball」

iPhone SDK発表会の時よりも複雑なコースでデモ

looptは、GPSの位置情報を使ったソーシャルネットワーキングソフトを説明した。友達の動きをリアルタイムに把握できる。eBayはマルチタッチを使った軽快な操作や、オークション物件を詳細な写真で確認する情報伝達を取り上げた。iPhoneのイメージ表示や3D機能は医療分野でも注目されており、Modalityが医療教育用ソフトを、MIMvistaが医療用イメージングソフトのデモを行った。TypePadはカメラ機能との連係、MLB.comは試合の進行をリアルタイムで追いかけられるスピードをアピール。Cow Musicは、iPhoneをピアノ、ドラム、ブルースギター、ベースに変えてしまう音楽ソフトで見事な演奏を披露した。

eBayはマルチタッチをオークション操作に活用。オークション物件を写真で確認(右)

GPSによる位置情報を活用したソーシャルネットワーキングのloopt

APのアプリケーションでローカルニュースを検索

iPhoneのカメラ機能を取り入れたTypePad

Modalityの医療教育用ソフト

MIMvistaの医療用イメージングソフト

メジャーリーグの試合をリアルタイムで伝えるMLB.com。見どころをすぐにビデオで確認できる

Cow Musicのグラウンドピアノ

Cow Musicの12-bar Blues。手軽にブルースを弾ける