最初にThunderbirdを起動した時は「設定移行ウィザード」が起動します。このウィザードでインポートできるのは、Outlook Expressのメールやアドレス帳だけです(図4)。それ以外のメールソフトは対象外なので「設定をインポートしない」を選択して、新規アカウントを追加します(後述)。ただし、OutlookやEudoraのアドレス帳、メールボックス、設定については、Thunderbird起動後にインポートすることができます(図5)。

ここでは「Outlook Express」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。すると自動的にインポートが始まり、問題がなければインポート完了の画面になるので[完了]ボタンをクリックします。

(図4)「設定移行ウィザード」はOutlook Expressのデータしか移行できないので、それ以外のメールソフトを利用している場合は「設定をインポートしない」を選択して終了します

(図5)OutlookとEudoraのデータは、Thunderbird起動後に[ツール]メニュー→[設定とデータのインポート]を選択して、ウィザードで取り込むことができます

「設定移行ウィザード」が終了するとThunderbirdが起動し、規定のクライアントにするかどうか確認するダイアログが表示されます。メインのメールソフトにするなら[OK]をクリックしましょう(図6)。

Outlook Expressからデータをインポートした場合は、メールフォルダやメールがThunderbirdの「ローカルフォルダ」に読み込まれます。また、起動時にメールの受信が行われ、パスワードの入力ダイアログが表示されます(図7)。

そのまま受信するならパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックします。アカウントの設定を確認してからにしたい場合は[キャンセル]ボタンをクリックしましょう。詳細設定は「アカウント設定」で行います(後述)。

(図6)メインのメールソフトにするなら[OK]ボタン、そうでなければ[キャンセル]ボタンをクリックします

(図7)Outlook Expressの設定が引き継がれ、メールの受信が行われます。設定を確認したい場合は[キャンセル]ボタンで受信を中断しましょう