Bentoウインドウの外見がiTunesに近い雰囲気を持っているだけに、操作方法もよく似ています。iTunesを使い慣れている人だったら、わずかの時間でBentoの操作も習得できるでしょう。
Bentoウインドウにはデフォルトで3つのセクション(ソースリスト、レコード領域、フィールドリスト)がすべて表示されます。これらの表示組み合わせはレコード領域右下のボタン、またはメニューバーの[表示] - [表示]で切り替えることができます(図26~図30)。
レコードを追加する/削除する
ライブラリにデータを登録するには、まずデータを入れるためのレコードを追加する必要があります。ソースリストにあるライブラリの中から目的のアイコンをクリックして選択します。次にレコード領域の左下にある[+]ボタンをクリックするか、メニューバーの[レコード] - [新規レコード]を選択します(図31)。すると何も入力されていないフォームが表示されます。その各フィールドにデータを入れていきます(図32)。
図31: [+]はレコード追加ボタン、[-]はレコード削除ボタンです |
図32: メディアという種類のフィールドへは画像、サウンド、動画をドラッグ & ドロップで入力できます。また表示サイズはスライダで変えることができます |
レコードを削除するには、対象レコードを表示しておいて、レコード領域の左下にある[―]ボタン(図30)をクリックするか、メニューバーの[レコード] - [選択したレコードを削除]を選択します。
並べ替える
レコードを追加する順番は気にすることはありません。後で並べ変えることができます。レコード領域を表形式表示にします(図33)。一番上の行に各フィールド名が表示されています。ここをクリックするとそのフィールドに入っているデータの昇順(数値の小さい順、日付の古い順、五十音順、ABC順など)にレコードが並び変わります(図34)。もう一度同じフィールド名をクリックすると降順(昇順の逆順)に変わります。これもFinderでフォルダ内をリスト表示しているときや、iTunesでお馴染みの操作ですね。
検索して絞り込み見つける
登録件数が増えてくると、目で探すのは難しくなってきます。そんなときは検索機能を使います。検索するときも表形式表示にしておくと結果が見やすくなります。レコード領域右上の「検索」枠に検索ワードを入れます。レコードの中のいずれかのフィールドにそのワードが含まれていればヒットします。枠に一文字入れた時点で検索が始まり、文字を追加するにつれて該当するレコードが絞り込まれていきます(図35)。
もっと多くの条件を組み合わせて検索することもできます。メニューバーの[レコード] - [詳細検索]を選びます。レコード領域の上に検索枠が現れます。[+]ボタンをクリックすると、どんどん検索枠が増えていきます(図36)。一件使い方が複雑そうですが、これはLeopardのFinderでメニューバーの[ファイル] - [検索]を選んだときと同じなので難しくはないでしょう(図37)。